2021年03月25日11:18
[9]ファーストビューで勝負の7割が決まる!最難関にして最重要なトップページ作りを徹底解説。


餃子屋本舗の楠です。ご覧いただきありがとうございます。
前回の記事では書き上げた文章に装飾を加え、より想いを伝えるためのレイアウトテクニックをご紹介しました。
これで、クラウドファンディングのページ作りに必要なことは、ほぼ全てご紹介できました。
あと残っているのは、最後の難関であり、最も重要なトップページ作り(ファーストビュー)だけです。
「散々ページ作りをガンバってきたのに、まだやらないといけないことがあるのか!」と思うかもしれません。
しかし、この3つの要素にこだわれば、ページを魅力的にするだけでなく、アクセス数を増やすことができるのです。
どんなに素晴らしいプロジェクトページでも見てもらえなければ誰も支援してくれません。
ですから、もう少しだけ踏ん張って、魅力的なファーストビューを一緒に作っていきましょう!
<私のファーストビューの例>

CAMPFIREのプロジェクトページの場合、ファーストビューは3つの要素に分かれています。
[1]タイトル→食べて応援!〜〜の一番上の文章まずは、それぞれの要素がアクセス数にどのように影響を与えるのか説明していきます。
[2]トップ画→私の顔写真が入った画像
[3]リード文→「私は当初〜〜」の太字の文章
じっくり読めばカンタンなので、落ち着いて読んでみてください。

上の画像は実際の検索ページです。
少し見づらいですが、検索結果には、[1]タイトルと[2]トップ画が表示されていますね。
つまり、検索ページを見てクリックしてもらえるかどうかは、タイトルとトップ画の2つで判断されるということです。
ページを見てもらわなければ支援も増えませんから、ここで目に留めてもらうことが非常に大切です。
また、TwitterやFacebookでシェアされる際には以下のように表示されます。
左側がFacebook、右側がTwitterの画面ですが、こうしたSNSのシェア画面にも[1]タイトルと[2]トップ画[3]リード文(一部)が入っていますね。
せっかく友達がページをシェアしてくれても、この3つがイマイチだったらクリックしてもらえる可能性は低くなってしまいます。
支援数を計算式で表すと、「ページの閲覧数×支援につながる確率」となります。
掛け算は両方の数値が上がってこそ数字が大きくなりますから、アクセス数と支援率の両方を高められる[タイトル・トップ画・リード文]は何よりも大切なのです。
当たり前ですが、片方が「0」や「1」では数字は大きくなりませんよね。

タイトルは序盤にたくさんの例を見てきたので、どんなものが良いかの感触は掴めていると思います。
4つの鍵を意識して、あなたの「コンセプトを短く言い表す言葉」+「支援を求める理由」を合わせ、タイトルを付けましょう。

ここには40文字しか入らないので、多くを語ることはできません。
たくさん書いた文章から本当に核になる部分を抽出し、
他と見比べて、あなたのプロジェクトが光っていると感じるまで、何度も何度も検討してタイトルを決めてください。
タイトル選びに迷ったら、過去記事の[2][3]が頼りになるので、再度チェックしてみてください。


1枚目のトップ画像はタイトル以上に重要です。
なぜなら、タイトルには40字の文字情報しか入れることは出来ませんが、トップ画は視覚情報に加え、テキストを重ねることで文字情報も加えることができるからです。
ポイントを2つにまとめました。

ひとつ目のポイントは、写真に文字を重ねることです。
タイトルは40字の制限があるため、どうしても入らずに削らざるをえない言葉があると思いますが、写真の上には制限なく入れられますので入らなかった言葉をここで補足するのです。
実際私の40字以内のプロジェクトタイトルは
食べて応援!「コロナで苦しむ飲食業界の人たち」に支援のバトンをつなぎますというものですが、トップ画像では
食べて応援!「コロナで苦しむ、飲食店、生産者、卸売業者の人たち」に支援のバトンをつなぎます(私も正直ピンチですが、一緒に乗り越えましょう!)じぶんの挑戦の裏側を記録に残して無料公開していきますとして、具体性を高めています。(太字箇所が補足文)
私のプロジェクトは企画が複雑なので、タイトルだけでは具体性に欠ける弱みがありました。
ですから、それをカバーするためにトップ画で企画を簡潔に説明できるように工夫しています。
また、文字を重ねる際に注意して欲しいのは、文字の大きさです。
実際に検索ページで閲覧したときに意図した文字が目立つかどうかを意識してください。
また、文字の大きさは[大・中・小]と使い分け、検索ページ用には[大・中]、閲覧者向けには[小]など区別しましょう。
もちろん、目立たせるために文字を限界まで大きくする手もアリです。


トップ画には、なるべく自分の顔写真とメインリターン画像の両方を入れるようにしてください。
その理由は、支援者の層によって響く写真が以下のように変わるからです。
[1]メインリターンの写真→面識の「ない」支援者に響くCAMPFIREのテレビCMでは『400万人の支援者が待っている』というメッセージを流していますが、ほとんどのプロジェクトでは、主な支援者は、あなたの知人やSNSのフォロワーさんになります。
[2]本人の顔写真→面識の「ある」支援者に響く
ですから、あなたの顔写真をプロジェクトの象徴としてトップ画に出すことが大切です。
また、CAMPFIREで何を支援しようかとサイト回遊されている方は『リターンが何か』を重要視しています。
ですから、顔写真と魅力的なリターン画像の両方を入れるというのが正攻法です。
下記のようなデザインでしたら顔写真とリターン画像をカンタン入れることができますので参考にしてください。



上記は2021/02/19時点でのフード・飲食店での検索結果です。
先程も触れましたが、トップ画やタイトルを考える時には、実際の画面で表示されたときに本当に目立つのかという視点が大切です。
私は自分の考えたタイトルやトップ画像を検索ページに合成して実際にどう見えるかを丹念にチェックしました。
合成が難しい場合は、実際の検索画面を印刷し、手書きで加えたり、写真を横に並べるだけでも十分です。
こうするだけで、パソコンの編集画面を見ているだけでは分からないことに気がつけるので、あなたも少し手間ですが、是非トライしてみてください。


私も盲点だったのですが、トップ画は縦横比「3 : 2」なのですが、SNSのシェア画面は縦横比「1.91 : 1 」です。
ですから、私のプロジェクトは、SNSでシェアするとグレー部分だけが表示されて文字が見切れてしまうのです。
文字を重ねるときは、それを考慮して文字をセンターに寄せた方がシェア画面でコンセプトを伝えられて有利です。
また、トップ画をアップロードすると薄いグレー色の「矢印ボタン・再生マーク」が重なるので、ここに文字が被らないように注意してください。
(矢印&再生ボタンはサムネイルに画像がある場合/動画を埋め込んだ場合に表示されます)


リード文はタイトル・トップ画の次に読まれる確率が高く、ここで惹きつけられるどうかが非常に重要です。
私のオススメは、リードを150字まで書けるタイトルとして捉えコンセプトの概要をコンパクトに伝える方法です。
[6]の記事で桃太郎の話をしたのを覚えていますか?
桃から生まれた桃太郎。おじいさんおばあさんの元、すくすく育つ。この文章は短いけど、物語に必要不可欠要素が詰まっていて、どれが欠けてもストーリーが変わってしまうと言いましたね。
強くたくましく育った桃太郎は鬼退治へ
犬、猿、キジにきび団子を渡して仲間に
見事、鬼を倒して宝物ゲット
これと同じように、あなたのプロジェクトを150文字で表現できるようにトライしてください。
そうすることで、支援者の頭にプロジェクトの概要がインプットされ、本文を読んだときにも理解がスムースになるのです。
また、余裕のある方はSNSのシェア画面で表示される最初の60字で惹き付けることを意識してください。


サムネイルとはトップ写真の下に小さく表示されている写真のことで、クリックすると大きくなって、トップ画像と入れ替わります。
ここも見てもらえる確率が高いので、必ず全て埋めてください。
載せる写真として有効なのは、あなたのコンセプトを最も際立たせ、もっとも見栄えのする写真です。
リターンが食品なら半分は美味しそうなリターン画像にしましょう。
また、あなたの顔が分かるコンセプトに沿った写真も入れた方が良いでしょう。
私は企画が複雑だったので、4コマ漫画風に企画を説明する紙面として使いましたが、これは変則的なのでオススメしません。


CAMPFIREのトップ画には動画を1つまで挿入できます。
動画があると文字と写真だけよりも説得力が遥かに高まりますので、出来れば撮影することをオススメします。
動画はシンプルなもので十分です。
良い例があるので下記リンクのプロジェクト動画を見てみてください。(本文冒頭)

https://camp-fire.jp/projects/view/354429#menu
スマホで撮っただけの動画ですが、見てもらえるとご主人の誠実なメッセージが伝わってきますね。(横で撮った方が良かったですね..!)
色々なクラファン動画を見ましたが、変に凝ったものより、こういうストレートなメッセージの方が心に訴えかけると私は思います。
また、動画は長くなり過ぎない方が良いです。また、原稿は必ず作りましょう。
クラファン動画には、思いが強すぎて何の話だか分からない動画がよくありました。
ですから、あなたのコンセプトが伝わるように、きちんと原稿を作って撮影することを強くオススメします。
内容はリード文をセリフに置き換えて、コンセプトを短く熱く説明するだけで十分です。
3分以内の短い動画で良いので、是非トライしてみてください。

長かったと思いますが、今回の記事でようやくページ作りに関することは終わりました。
何度も言いますが、ファーストビューは今まで説明してきた中でも特に重要です。
難しいとは思いますが、タイトル+リード+トップ画像で言いたいことを「全て伝えるつもり」でがんばっていきましょう!
また、プロジェクトページは出来上がりましたが、クラウドファンディングはこれからが本番です。
どんなに良いプロジェクトページでも知らせなければ無いのと同じですから、スタートしたら宣伝する必要があります。
実のところ私は宣伝方法についてはそこまで調べていなかったので、公開後に慌てて色々とトライしました。
そこでの経験があなたの役に立てば嬉しいです。
次回をお楽しみに!
タグ :クラウドファンディング